コバエってすぐに産卵します。
だから、キッチンやダイニングでコバエを見るとドキッとします。
もしかして、一瞬で産卵した?
コバエの卵を食べてしまったらどうなるの?
人体への影響や、体内で孵化しちゃうのか、増えちゃうのか、心配~!!!
もくじ
以前友人が
「コバエが一瞬止まっていた果物を食べてしまったんだけど、産卵してたらどうしよう?
身体の中で卵が孵化して増えて・・・イヤァァァァァァァ!!!」
となっていたので、コバエについてまとめました。
書いてるだけで背中が寒い~(。>д<)
コバエの生育条件
コバエの中でも有名なのは「ショウジョウバエ」ですよね。
ショウジョウバエは、多くの研究に使われるので、研究者が育てています。
そして研究者たちは、効率よく同じ条件のショウジョウバエを育てるために、ショウジョウバエの生育も調べています。
残念ながら「pHについての最適条件」や、「pH◯以上(以下)だと孵化しません!」という情報はありませんでした。
でも、温度の条件ならしっかり研究されていたのです。
そこで、コバエたちの生育できない温度条件についてまとめてみました⇩
名前 | 低温 | 高温 | 生育できない温度 |
ショウジョウバエ | 18℃ | 25℃ | 30℃以上 |
ノミバエ | 20℃ | 29℃ | |
キノコバエ | 15℃ | 24℃ | |
チョウバエ | ? | ? | 氷水と60℃以上の温度 |
ショウジョウバエは、30℃以上だと生育できないって!
人体の中の条件
人体の中の条件っていうか、要するに食べたものが通過する所
- 胃
- 十二指腸
- 小腸
- 大腸
の温度は、体温と一緒ですよね!
胃は、冷たいものを食べれば温度は下がるけど、冷たいものが通過してしまえば温度は上がるでしょう。
人間の体温は36℃程度の人が多いので、コバエにとって人体の中は生育できない条件ってことですよね。
更に胃の中のpHは、pH1~1.5(食事中はpH4~5)なので
イメージ塩酸より弱め~
コバエの卵は体内で孵化する?
さて、ここまで人間にとって都合が良い条件が出てきてますが、コバエの卵は体内で孵化するのか…
しかし卵についての「◯℃以上だと孵化しない」という実験結果発見には至りませんでした。(そんな実験、普通はしませんよね)
通常、卵の殻は特に丈夫なことが多いので、いかに胃のpHがスゴク酸性だとしても安心することは出来ません。
ただ、ショウジョウバエの場合、
30℃以上だと繁殖できないから全滅する可能性が高い
というのです。
だから
もしかしてコバエの卵から◯ジが孵化するかもしれないけど、増えたりしないよ!
ということが言えると思います!
それに成虫になっても、腸の中で飛べないだろうし、繁殖行動って難しいはずです。
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「もし万が一、コバエの卵食べてしまったとしても、人体の中で増えて~ってことはなさそう」ということがわかりました。
では、人体への影響はまったくないのでしょうか!?
それがですね。
「コバエが何か寄生虫や病原菌を持っている」という可能性が捨てきれません。
コバエは、アッチコッチにたかるし、腐敗した食べ物が大好きです。
ということは、食中毒になる菌や寄生虫を持っている可能性があるわけです。
コバエの卵を食べてしまった時、人体への影響として怖いのは、コバエが体内で増えることより、食中毒の原因菌や寄生虫を食べてしまうことなんですね。
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誤ってコバエの卵を食べてしまった時、体内でコバエが増える心配なさそうで、一安心です。
でも身体の中に卵があるかも?と想像しただけで、背中が寒くて仕方ないですね!
気をつけたいのは食中毒と寄生虫ってことなので、引き続き注意は必要ですよ!
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