柔軟剤の危険性の根拠とは?マイクロカプセルの香害・経皮毒の真実

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柔軟剤の危険性とはどんなものなの?

香害、香害って聞くけど、危険性は香りの強さだけじゃない!

時間が経過しても香る仕組みや、柔軟剤そのものの危険性って何?

  • 人工香料
  • 香りを閉じ込めたマイクロカプセル
  • 柔軟成分

の危険性と合わせて、経皮毒についても語ります!

柔軟剤は何がどのように危険なのか?

柔軟剤が危険と言われているのは

  • 強い香りによる害
  • 衣類に残っている柔軟剤の皮膚への害

この2つがどう危険なのか、お話ししましょう!

香害?柔軟剤の人工香料にはどんな危険性とは?

柔軟剤の香害と言われる原因、人工香料の危険性は、大きく分けてこの2つ。

  • 質・量に安全性のテスト結果が不明
  • 香り弾けるマイクロカプセルが特に危険性がある

 

食品じゃないせいか、柔軟剤に使われる香料の安全性のテストって短期間

しかも量の規制ってどうなってるのか知らないけど、気持ち悪くなるくらい香りが強い洗剤・柔軟剤がありますよね。

次から次に新発売の香りがついた柔軟剤があるんですから、安全性のテスト期間が短いというのは、誰もが納得する話だと思います。

人によっては、香料によるアレルギーも発症するし

洗剤・柔軟剤の強い匂いによる香害(頭痛・吐き気)は、私も経験済みです。

 

さらに、香りを閉じ込めたマイクロカプセルの危険性はもっと深刻です。

柔軟剤のマイクロカプセルにはどんな危険性がある?

柔軟剤の香りを閉じ込めたマイクロカプセルの危険性は

マイクロカプセルの破片を吸い込むことで
健康被害が起きる可能性がある

というものです。

マイクロカプセルというのは

  • 香りの持続
  • 触る・揺れるなどのショックで香りが蘇る

という効果があリます。

CMでもよく流れてるので、ご存知の方も多いかな。

 

汗をかくと香りが蘇るとか
動くたびに香るとか
胸元をさっと撫でると香りを放つとか!

シャボン玉じゃないんだから、どうやってこんな魔法みたいなことを可能にしているのか?!

それは主に・・・

  • メラミン樹脂
  • ウレタン樹脂

などのプラスチック製マイクロカプセルが壊れて
中の香料が空気中に出てくるから!

※全ての香りカプセルがプラスチックかは不明

 

このマイクロカプセルの大きさは直径が数μm〜数10μm※1μm(マイクロメートル)は、0.001mm(ミリメートル)

PM2.5と同じような大きさです!

 

このマイクロカプセルは、ちょっとネットリしていて、衣類にくっついて水で濯いでも取れないのです。

衣類が乾いた後は、ちょっとした衝撃で簡単に壊れます(弾けます)。

衣類が乾くと共に、風に乗って空気中を浮遊したり、人間が持ち運んで(着て移動して)あちこちで破片になったマイクロカプセルは

空気中を漂い、私たちの目・鼻・口に入ります。

空気と一緒に吸い込んだマイクロカプセルは、

  • 肺まで到達し、喘息などのアレルギー症状を引き起こす可能性あり
  • 鼻炎を引き起こす可能性あり
  • 目の充血・かゆみ症状を起こす可能性あり

というだけではなく

発がん性物質のイソシアネート(ポリウレタンの材料)を含むものもあると言われています。

ペットへの危険性

動物の嗅覚は、人間よりずっと優れています。

天然の香りでも、アロマオイルなどは濃縮されすぎていて、ペットにはキツすぎる香りだと言われています。

人工香料入りの柔軟剤の香りだって、ペットには強すぎる香りでしょう。

 

日本では、一時期無香料ブームで香りが少ない時期がありました。

当時私は、香水文化のある国へ滞在し、洗剤の香りと住民たちの香水の香りで1ヶ月間頭痛に悩まされました。

研究結果はないものの、ペットにとっても柔軟剤の香りが充満した家でクラスなんて、どう考えても良いと思えません。

好きな香りがあっても、可愛いペットのために、少し控える方が良いでしょうね。

もちろんマイクロカプセルの危険性は心配なので、香り重視の柔軟剤は使いたくないですね。※精油もペットには危険なものが多いですよ。

では、香料ではなく、柔軟剤の衣類を柔らかくする成分に危険性はないのでしょうか?

 

柔軟成分の危険性

柔軟剤の柔軟成分は肌にとって危険性があるのか?

答えは・・・

皮膚の常在菌を減らしてしまい
皮膚トラブルを招く可能性がある!
肌に良くないってこと!

 

どうりで皮膚科で柔軟剤を使わないように言われるはずです。

 

肌に良くない柔軟剤の成分は衣類を柔らかくする陽イオン系の界面活性剤です。

界面活性剤と聞くと、「洗剤?石鹸?」という印象があるかもしれません。

 

でも、界面活性剤というのは、要するに水と油を仲良くさせる物質のことなので、洗剤じゃないものもあるのです。

柔軟剤の場合、油汚れを落とすためではなくて

  • 繊維をコーティングしてふんわり触り心地よくするため
  • 静電気も防ぐため

に、界面活性剤を使っています。

 

この界面活性剤には、殺菌効果もあって、私たちの皮膚に住んでいる常在菌(良い菌)を減らしてしまうんです。

常在菌のバランスが壊れると、アトピーなどの皮膚炎が起きたりします。

私たちの健康な肌は、目に見えない小さな菌たちに支えられているのです。

 

さて、もう一つ

良く言われるのが「柔軟剤が皮膚に染み込んで内臓まで…」という恐ろしい「経皮毒」と言われるものについてもお話ししましょう。

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柔軟剤には経皮毒があって危険?

柔軟剤もですが、シャンプーやリンス・コンディショナーなどの有害物質が

皮膚から染み込んで、内臓(子宮など)に溜まっていくという「経皮毒」。

それって本当なのかというと…

経皮毒の
正式な研究結果はない

ということ。

経皮毒というのは、医療用語でも化学用語でもなく、「マイナスイオン」みたいな造語です。

一部の薬学博士たちが、「経皮毒」についての本を出版し、癒し系(?)の活動をしています。

そしてあるマルチ商法に利用されていることから、皮膚から吸収して子宮などの内臓に毒が溜まるというのは信じなくて良いと思っています。

 

だって・・・シャンプーやリンスの毒が溜まるなら、子宮じゃなくて脳でしょ?!

目が毒で見えなくなるとか!

頭髪を洗って、子宮に毒が回るってなんかね。信じられません。

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さいごに

柔軟剤の何がどう危険性があるのかをお伝えしました。

人工香料の人体への影響は、まだ未知数だし

キツイ香りは頭が痛くなります!

ヒドイと吐き気に襲われます。

 

さらに香りカプセルのプラスチックに、危険性があるということ。

そして肝心の柔軟成分の殺菌作用で、皮膚の常在菌のバランスを崩し、皮膚炎になる可能性まであるのです。

今、日本中で柔軟剤が使われなくなると、洗剤メーカーは困るでしょうね。

でも健康被害も困ります。

 

それに香りカプセル(マイクロカプセル)は、柔軟剤だけではなく

  • 擦ると香りが出る絵本・カード(カレーの香りがする絵本など)
  • 熱で何度も印字できるカード(少し前まであったお店のポイントカード)
  • カード式の温度計(熱で絵が浮き出るおもちゃなど)
  • 紫外線チェックカード
  • 蓄光印刷

などなど、もっと多くのものに利用されている大発明だと思うので、柔軟剤に入れすぎて悪評がたっちゃったようで残念で仕方ないです。

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