おたふくかぜの予防接種っていつまで接種可能なのでしょう?
年齢制限などはあるのでしょうか?
大人も接種した方が良いのか、何回接種するのが良いのか
なぜ任意の予防接種なのか
現在の「おたふくかぜワクチン」での副作用の確率は?
もくじ
おたふくかぜ予防接種はいつまで(何歳まで)受けることができるのか
おたふくかぜの予防接種を受けられる年齢は
1歳の誕生日からず~っと!
え、「ず~っと!」って言われても…って思いましたか?
「ず~っと!」です。
1歳の誕生日を迎えた日から、予防接種をしてくれる病院でお願いすれば接種できるのです。
ということは、小学生でも中学生でも、高校生でもOK!
社会人でもオバサン、オジサンになっても接種できるのです!!!
でも・・・大人の人で、「おたふくかぜに気を付けよう!」なんて意識して人いますか?
私の場合は、全然考えたことはないです。
自分が子供が1歳になってすぐに従姉妹にうつされて初めて
「おたふくかぜ」を意識しました。
では1歳からなら何歳になっても受けられる「おたふくかぜ」の予防接種って
大人は受けなくても良いのでしょうか?
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おたふくかぜ予防接種は大人も受けた方が良い?
そういえば、自分が「おたふくかぜ」にかかった記憶もないので
もしかしたらと思って調べてまとめました!
1981年 | 「おたふくかぜ」の予防接種開始 | 任意接種 |
1989年 | 麻しんワクチン接種時に希望すれば同時に接種(MMRワクチン) |
任意よりだけど定期接種
|
1993年 | MMRワクチンの定期接種は中止 | 完全任意接種 |
「おたふくかぜ」の予防接種は
1989年から1993年の、わずか4年間のみ「定期接種」扱いで受けることができたんです。
ということは、2019年に26歳~30歳になる人が、任意よりの定期接種を受けている可能性があるってことですね。
つまり、40歳の私は
全く「おたふくかぜ」の予防接種を受けていません。
記憶にないけど、保育園児の時に集団感染したのかもしれませんね!
さて、この「おたふくかぜ」に感染すると、男の子の場合、運が悪いと不妊になると聞いて
私はあっさり息子に接種させてしまったのですが、「任意の予防接種」になっている理由が気になりますよね。
「おたふくかぜ」の予防接種が任意になっている理由とは・・・
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「おたふくかぜ」の予防接種が任意になっている理由
医療先進国である日本では、1981年より「おたふくかぜ」の国産ワクチンを製造しています。
ワクチン製造開始から8年後の1989年から準定期接種のワクチンとなった「おたふくかぜ」のワクチンでしたが
わずか4年後に、再び任意の予防接種となり
自己責任で受ける予防接種となってしまいました。
その理由は、1989年から始まった「おたふくかぜ」+麻疹・風疹の混合ワクチン(MMR)による
副反応(副作用)が、たくさん発生したから!
麻疹や風疹と一緒になった混合ワクチンだったのに、なぜ「おたふくかぜ」のワクチンが
副作用の原因になったとわかったのでしょうか?
それは、おたふくかぜ混合ワクチン(MMR)の副作用が
- 発熱
- 嘔吐
- 痙攣
などの症状をともなった「無菌性髄膜炎」だったからです。
「無菌性髄膜炎」は、「おたふくかぜ」の合併症として、高確率で発症するのです。
だから、副作用の犯人は「おたふくかぜ」のワクチンだ!ということが分かったのです。
因みに、おたふくかぜ混合ワクチン(MMR)の副作用は
どのくらいの発生率だったかというと・・・
1989年9月 | 10万人から20万人接種あたり1人程度 |
1989年10月 | 数千人から3万人接種あたり1人程度 |
1990年1月 | 数千人あたり、1人程度 |
1991年8月 | 1200人接種あたり1人程度 |
※厚生省が関係業者に添付資料として記載された数値
ちょ・・・増えすぎて怖い!
この調子で副作用の確率が増えたら、大変なことになっちゃいます。
そんなわけで1993年から、おたふくかぜ混合ワクチン(MMR)は定期接種の予防接種からは外されたのでした。
じゃあ、現在接種できる新しい「おたふくかぜ」のワクチンなら
改良されて、副作用が少なくなったりしているのでしょうか????
現在のおたふくかぜ予防接種の副作用は?
おたふくかぜの予防接種の副作用、現在でもあります。
現在、国立感染症研究所が公表している副作用の発生率は0.05%。
2000人に1人、無菌性髄膜炎になる確率です。
(※接種後3週間後が発症の目安と言われています。)
一方、「おたふくかぜ」の予防接種をせずに、保育園や幼稚園などで感染してしまった場合、
無菌性髄膜炎になる確率は約2%(50人に1人)という結果も出ています。
(※80人に1人という結果もある)
予防接種をおススメしている側の言い分としては、
「普通におたふくかぜに感染したら、50人に1人合併症が起きるけど、予防接種すれば2000人に1人の確立まで下げられますよ。
しかも予防接種からの無菌性髄膜炎の症状は軽いですよ!」
ということですね。
確かに、そういわれれば迷うけど・・・
うちの長男は、1歳になってすぐに従姉妹からおたふくかぜに感染・発症し
小学生になって再び感染・発症しました。
医者曰く、「そんなこともある。」だそうです。…へぇ~…
色々迷う要素はあるけど、「おたふくかぜ」の予防接種は受けた方が良さそうですね!
じゃあ、「おたふくかぜ」の予防接種の回数もチェックしておきましょうか。
おたふくかぜ予防接種は1回接種?2回接種?
「おたふくかぜ」ワクチンの予防接種は2回接種が理想的。
1回目と2回目の間は2年~6年空けます。
(※同時接種してもらうと、何度も病院に行かなくて良いし、子供が怖い思いをする回数も減りますね。)
因みに、1回しか接種していないと、「おたふくかぜ」になる確率は30%~40%と言われています。
次に気になるのは「予防接種の費用」です。
「おたふくかぜ」予防接種の費用
私の記憶では、京都府のある病院で1万円で接種できました。(1回しかしていません)
ネットで費用を公開しているクリニックには5000円というのも見かけましたが
医療機関ごとに費用は違いますね。
また、自治体によっては助成金が出る地域もあるので、お住いの自治体に問い合わせてみましょう!
さいごに
私の第1子は「おたふくかぜ」に2度も自然感染し
心配になって、第2子には6歳の時に予防接種したものの
引っ越しもあって、かかりつけ医がかわったことと、私が「おたふくかぜ」の予防接種は2回接種だと知らずに6年以上経過。
ただいま、可愛い第3子に接種を検討中で、第2子の接種も同時にやってしまおうかと計画中です。
それと、「おたふくかぜ」の予防接種って、2回必要なら
副作用の確率は2倍になるんでしょうか?
今度、お医者様に聞いてみます。
ともかく、「おたふくかぜ」の予防接種は何歳になっても接種可能で、2回接種した方が良い。
国立感染症研究所は「おたふくかぜ」の予防接種を、かなりおススメしています!
以上、心配性の母のまとめ記事でした!