朝ドラ「まんぷく」で萬平が発明する「ダネイホン」は実在する?
「ダネイホン」のモデルと言われる
「ビセイクル」とは、どんなものなのでしょうか?
本当に体に良いのか、
BSEの原因となった肉骨粉とは違うの?
現在も「ビセイクル」は販売されているのでしょうか???
チキンラーメンは栄養食品?健康に良い?添加物の塊って嘘だったの?
「まんぷく」真一の結婚相手・東風万智子(こちまちこ)は元真中瞳(まなかひとみ)!改名理由と意味とは?
もくじ
「まんぷく」ダネイホンは実在する?
萬平(安藤百福氏)が発明したのは本当?
朝ドラ「まんぷく」では、福子(安藤サクラさん)が
産後に体調を崩しますね。
原因は、栄養失調のようで、萬平(長谷川博己さん)が
栄養のある食品「ダネイホン」を発明するというストーリーですが…
この話は、萬平のモデル・安藤百福氏の史実にも残っているので
「ダネイホン」は実在します。
「ダネイホン」のモデルとなった食品の名前は
「ビセイクル」。
では、この「ビセイクル」がどうやって発明されたのか、お話します。
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「ビセイクル(ダネイホン)」が発明された経緯
ドラマ同様、安藤百福氏は
「国民栄養化学研究所」を設立します。
敗戦国の日本は、食糧難となり
街で貧しい人が栄養失調になるだけではなく
東京地裁の判事ですら、栄養失調で亡くなったのです。
そこで、安藤百福氏は
まずは病人食の研究から始め
庭にいた食用ガエル(体調20cmほど)を捕まえて
研究材料にしました。
下処理をして、電熱器にかけたところ
大爆発して、自宅の天井やカモ井が台無しになったこともありました。
食用ガエルは、結局
栄養食品にはなりませんでしたが、普通に嫁や息子の食料・おかずになりました。
(※食用ガエルは鶏肉に似てるそうですね。)
いい足してる。。。#食用ガエル #カエル https://t.co/NSVBLg1xL2 pic.twitter.com/epDrLcb6hu
— nunop (@nunokawaP) 2017年9月17日
そんなこんなで、安藤百福氏は
カエルではなく、牛や豚の骨からタンパク質を多く含む
エキスを抽出することに成功。
その栄養たっぷりのエキスを練りこんで
ペースト状の食品「ビセイクル」を発明しました。
「ビセイクル」は、ピーナッツバターのように
パンに塗って食べる食品でした。
「ビセイクル」の品質は、厚生省に評価されることとなり
病院でも使われ、安藤百福氏の食品加工の最初の作品だと言われています。
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「まんぷく」ダネイホンは本当に体に良いの?
ダネイホンことビセイクルは、体に良いのか考えてみます。
ダネイホン(ビセイクル)は、牛や豚の骨から
抽出されたエキスを練りこんだペーストですよね?
ドラマのネタバレもチェックすると、成分は
- タンパク質(アミノ酸)
- ビタミンA
- ビタミンD
- 油脂
実際に牛や豚の骨髄を煮出し、その煮汁を濃縮させると
「骨髄エキス」を作ることができます。(※鶏の骨からも作れます。)
骨髄の成分は
- コラーゲン
- コンドロイチン
- リンタンパク質
- リン脂質
- ビタミンA
- ビタミンB群
- ビタミンD
- 鉄
- 銅
- 亜鉛
- カルシウム
- マグネシウム
この「骨髄エキス」はマローエキスとも呼ばれ
めちゃくちゃ体に良い、栄養たっぷりのエキスなのです!
このマローエキス(骨髄エキス)の効能はたくさんあります!
- 老化防止効果
- 貧血の改善効果
- 美肌効果
- 骨粗しょう症の予防効果
- 動脈硬化の予防効果
- 高血圧の予防効果
こんなに体に良いものがギュッと詰まったマローエキス(骨髄エキス)ですが
萬平さんは、ペースト状にしましたよね?
ペースト状にするために
最終的に何を添加したのか、まだ明らかになっていませんが
マーガリンのような不飽和脂肪酸はあまり入れないで欲しいなぁと
思う私でした。
※追記
わかめと菜種油を添加したダネイホン、壮絶不味そうでしたね!
それにしても、老化防止、美肌効果の
ダネイホン(ビセイクル)を発明するとは・・・
萬平、さすがです!
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「まんぷく」ダネイホンはBSEの原因となった肉骨粉と一緒?
ダネイホン(ビセイクル)の原材料が
牛の骨髄って聞いて、ちょっと思い出したのがBSEです。
BSEの原因と言われたのが、牛に食べさせていた肉骨粉です。
肉骨粉は、肉として売れなかった牛の色んな部分を
加熱処理→油分を除く→粉砕して粉末にしたものです。
萬平さんの作っていたダネイホン(ビセイクル)は、骨髄エキスであり
牛や豚などの骨を煮出したものを、濃縮したもののようです。
あまりもの全てを粉砕してしまうという、
肉骨粉と骨髄のエキスのダネイホン(ビセイクル)は
違うものと言えますね!
ちょっと想像して怖かったけど、違ってよかった!
肉骨粉の材料については、次でもう少し詳しく解説します。
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肉骨粉の材料と危険部位
肉骨粉の材料は、
- 屑肉
- 脳
- 脊髄
- 骨
- 内臓
- 血液
売れなかった部位、全てと考えて良いと思います。
その中で、BSEの原因となったと言われている「異常プリオン」が
多く含まれていたのは
- 脳:64.1%
- 脊髄:25.6%
- 脊髄神経節:3.8%
- 回腸:3.3%
- 三叉神経節:2.6%
- 眼:0.04%
- 骨髄や扁桃などその他の組織:0.5%
という研究結果が出ています。
そもそも「異常プリオン」が謎物質ですよね。
「異常プリオン」とは、感染性のタンパク質で
ウィルスかと言われると、ウィルスということも断言できてはいなくて…ゴニョゴニョ…
要するに、病気を感染させるタンパク質で
菌のように、自分が分裂するのではなく
自分の性質を、他のタンパク質に伝えることで、自らと同じ性質のタンパク質を増やすという・・・
目に見えないから、よけいに恐ろく感じます!
「まんぷく」ダネイホンは現在も販売されてる?
ダネイホン…もとい「ビセイクル」という名前の食品は
現在販売されていませんが
牛のマローエキス(骨髄エキス)を含んだ健康補助食品は、現在でも販売されています。
例えば・・・「マローゲン」↓
国産の牛骨髄100%の粒(300mg)が120粒入って
18,000円、送料無料です!
120粒で約30~40日分というので、1日に3~4粒飲むんですね。
鶏や豚のマローエキス(骨髄エキス)はもっと安いです。
↑この「おいしい骨髄エキス」は、粉末状で、お湯に溶かして飲みます。
2,700円、送料無料です。
コラーゲンや、他の栄養素もたっぷり…らしいです。
萬平、もとい安藤百福氏の考えた栄養食品は
現在でも受け継がれてるんですねー。(*´∇`*)
そして現代の栄養食品は、お菓子並みに美味しくなっています。
バナナ味とか・・・
良い時代に生まれてきたことを感謝します!
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