フィギュアスケートってド素人が見てても、ルールがわからなくてもステキですよね~。
特に羽生結弦選手など、イケメン選手が登場すると盛り上がります♪
でも解説の専門用語と、選手の繰り出す技が一致しないし、何度説明を聞いても違いがわかりません!(T_T)
そこで、せめて意味だけでも…というわけで、技の名前の意味や由来をまとめました。
もくじ
【フィギュアスケート】サルコウ
サルコウは最後の方で紹介すべきだと思いますが、一番気になる名前なので、むりやり最初に解説です!
-
- ジャンプ前、身体の進む向きがジャンプする方向と一緒。
- 滑る勢いでジャンプできる。
- 見分けるポイントは、ジャンプする瞬間に足がハの字になるところ。
- プロにとっては難しくないジャンプらしい。
サルコウ意味と名前の由来は?
「サルコウ」はスエーデン人のフィギュアスケーターの名前です。
1909年に、スエーデン人のウルリッヒ・サルコウという人が、初めて跳んだフィギュアスケートの技なので、「サルコウ」と呼ばれるようになりました。
「サルコウ」は、最初は1回転からはじまり、
1926年に最初の2回転。(スウェーデン人のギリス・グラフストローム選手)
1955年に最初の3回転。(アメリカ人のロナルド・ロバートソン選手)
1998年に最初の4回転。(アメリカ人のティモシー・ゲーブル)
「サルコウ」、なんと109年前から始まったんですね!
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【フィギュアスケート】アクセル
「アクセル」、なんか馬力ありそうな名前です。
浅田真央選手で有名になった技ですね!
- 踏切を前向きで行う。
- 着地は後ろ向きになる。
- 一番難易度が高いジャンプ。
- 3回転飛べる女子は少ない。
「アクセル」には、↑のような特徴があります。
では、「アクセル」ってどういう意味でしょう?
アクセル意味と名前の由来は?
1882年のことでした。
「アクセルジャンプ」と初めて跳んだのが、ノルウェー人のアクセル・パウルゼンでした。
だから「アクセル」という馬力がありそうなジャンプの名前は、「サルコウ」と同じく、初めて跳んだ人の名前だったんですね!
この時アクセルさんが跳んだのは、1回転半。(前向きで回り始めて後ろ向きで着地するので、1.5回転することになります。)
1948年に最初の2回転半<ダブルアクセル>。(アメリカ人のディック・バトン選手)
1978年に最初の3回転半<トリプルアクセル>。(カナダ人のヴァーン・テイラー選手)
アクセルジャンプが跳ばれ始めたのは、始まったのは136年も昔のことで、トリプルアクセルの歴史は40年前からだったんですね!
因みに、女子で初めてトリプルアクセルを跳んだのは、日本人の伊藤みどりさんだし、浅田真央選手は、2010年のバンクーバー五輪で合計3回もトリプルアクセルを跳んでギネス記録となりました♪
アクセル・・・まさか人の名前だとは!
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【フィギュアスケート】ルッツ
「ルッツ」って、なんかノリが良さそうな名前ですよね♪
でも選手にとってはそんなもんじゃないらしいです!
- 難易度はアクセルの次
- 右のトウで氷を蹴って跳ぶ。
- 回転の方向が、滑走の軌跡と反対向き。
動画で見て分かる通り、つま先で氷を蹴ってジャンプしてますね。
氷がものすごくエグられそうなので、次に演技する人が穴につまずかないか・・・とか素人は思ってしまいます!
では「ルッツ」の難しい割にカワイイ名前の意味や由来は?
ルッツ意味と名前の由来は?
つま先で「ルッツ!」って跳ぶから「ルッツ」?
いえいえ違います。←だろうね。
1913年に初めて「ルッツ」を跳んだのが、オーストリア人のアロイス・ルッツさんです!
「ルッツ」も人の名前だったんですね!
そして初めてルッツも、1回転でした。
1925年に初めての2回転。(オーストリア人のカール・シェーファー選手)
1962年に初めての3回転。(カナダ人のドナルド・ジャクソン選手)
2011年に初めての4回転。(アメリカ人のブランドン・ムロズ選手)
実は認定されていないけど、1998年に中国人の李侠選手が4回転を跳んでいるそうです。
「ルッツ」、カワイイ名前ですが、人の名前で、しかも名字だったんですね~。
そして105年前からの歴史があって、4回転跳ばれるようになったのは、ほんの7年前から…。
フィギュアスケートに歴史を感じます☆
【フィギュアスケート】フリップ
「フリップ」…「ルッツ」と同じようにカワイイ名前ですね。
最後の「プ」が可愛さのポイントでしょうか。
では「フリップ」がどんなジャンプかというと・・・
- ルッツとよく似ている。
- つま先で氷を蹴って跳ぶ。
- 前向きから後ろ向きになった瞬間に跳ぶ。
スローだとルッツとフリップの違いがわかっても、リアルタイムで見分けるのは、超難しいです!
では「フリップ」の名前の意味と由来は何でしょう?
フリップ意味と名前の由来は?
実は「フリップ」、最初に跳んだのが誰だかわからないのです!
名前の由来は、英語の「flip」。
意味はこちら⇩
(指先などで)(…を)はじく、ぽんと打つ、(ひょいと)ほうり上げる、(…を)はじき落とす、ぽいと投げる、さっと裏返す、ひっくり返す、さっと動かす、さっとめくる、さっと動かしてする。出典:weblio
氷をつま先で弾く感じ?
噂ですが、最初に「フリップ」を跳んだのは
1913年にアメリカ人のブルース・メープス選手だとも言われていますが、本当のところはわかりません。
1970年代には、既に3回転フリップが跳ばれていました。
ルッツも1962年に最初に3回転が跳ばれたので、よく似たフリップが1970年代には、世界で上位の選手なら3回転飛べるよ~となってもおかしくないですよね。
2016年に初めて4回転。(日本の宇野昌磨選手!)
名前の意味も由来も、わりとそのまんまでしたが、初めて4回転を跳んだのが、日本人で、つい2年前っていうのも、自分の手柄じゃないけど嬉しいですね!
【フィギュアスケート】ループ
「ループ」。輪っか?
動画で見てみましょう♪
- 右足踏み切り。
- つま先を使わずジャンプする。
- 跳ぶ瞬間に空気椅子体制になる。
- 技の中では難易度は低め。
難易度低めって・・・
ともかく、腿筋を使ってジャンプする感じですね!
で、どのジャンプも回ってるけど、「ループ」の意味は「輪っか」なの?
ループ意味と名前の由来は?
「ループジャンプ」を初めて跳んだのは・・・
1910年にドイツ人のヴェルナー・リットベルガー選手。
おや?「ループ」って名前じゃないですね!
実はヨーロッパでは、「ループジャンプ」と言わずに、「リットベルガー」と言われることが多いというのです。
1925年には初めて2回転。(オーストリア人のカール・シェーファー選手)
1952年に初めて3回転。(アメリカ人のディック・バトン選手)
2016年に初めて4回転。(日本人の羽生結弦選手!)
4回転を初めて跳んだのは羽生結弦選手だったんですねー!!!
スゴイですね、日本人!
で、「ループ(loop)」の意味はこちら⇩
(糸・ひも・リボンなどで作った)輪、ループ、輪穴、引き結び、輪で作ったもの、(カーテンをしぼって留める)輪どめ、ベルトを通す輪、ボタンをかける輪、(旗ざおなどを通す)乳(ち)、(制服などの)輪飾り。出典:weblio
このジャンプに「ループ」と名前がついた由来は・・・
- 踏み切る時にループを描くように滑るから
- ループターンに似てるから
と言われています。
そして個人的に「リットベルガー」が言いにくかったのかも?なんて思いました!笑
【フィギュアスケート】トウループ
最後に紹介するのが「トウループ」。
「ループ」を描きながら滑って、つま先で踏み切るのかな?
- ジャンプの中で一番簡単
- 一番跳びやすい。
- ループ同様、滑ってきた軌跡を利用してつま先で氷を蹴って跳ぶ。
どうやら、本当に「ループ」と同じく、意味や由来はそのまんまなのでしょうか!?
トウループ意味と名前の由来は?
トウループが最初に跳ばれたのは・・・
1920年に初めて1回転トウループを、アメリカ人のブルース・メープス選手が跳びました。
1964年に初めて3回転。(アメリカ人のトーマス・リッツ選手)
1988年に初めて4回転。(カナダ人のカート・ブラウニング選手)
なるほど!
跳びやすいだけあって、トウループの4回転が初めて跳ばれたのは、30年前なんですね!
「トウループ」の名前の意味や由来は、そもそも「ループ」というジャンプがあったことから、
つま先(トゥ)を突いてループジャンプするので「トウループ」。ということのようです。
最後に
いかがでしたか?
どんなジャンプか知るためにも、名前の意味や由来を知っておくと覚えやすいですね!
次にフィギュアスケートを見る時は、解説も楽しみながら観れそうです♪