大河ドラマ『おんな城主直虎』で菅田将暉さん演じる井伊万千代が、徳川家康の色小姓になるのならんのと、喜劇を繰り広げてくれました。
色小姓って何?
本当にあったのでしょうか?どこまで史実?
色小姓を召し抱えていたと言われる武将は誰でしょう?
【直虎】家康と家臣の年齢差は?誰が年上で誰が年下なの?史実と俳優の年齢も気になる
もくじ
色小姓って本当?どこまで史実?
色小姓が本当に存在したのか、史実ではどうだったのでしょうか?
小姓、色小姓の歴史に迫ります!
小姓とは
小姓をwikiで調べると・・・時代によって多少職務に違いがありました。
戦国時代から安土桃山時代の小姓は・・・武将の身の回りの世話だけではなく、SPの仕事もこなし、礼儀をわきまえ、幅広い知識を必要とする仕事をしていました。
超簡単に現代風に言うと、「SP 兼 秘書」
小姓は、そんな大変な仕事をするわけですから、当然、将来は出世コースが待っているわけで、将来側近にしたいような良い家柄の少年たちの出世コースだったわけです。
その他、大名の息子を、人質として召し抱えることもあったようです。
江戸時代の小姓は・・・少しずつ秘書の役割は消え、小姓は護衛と雑用をこなす仕事がメインになったようです。「SP 兼 雑用」ですね。
それでも、将来は出世する確率が高い仕事には違いないですね。
色小姓とは
色小姓は、小姓の仕事も一通り出来る上に、大名や武将の性のお相手もする小姓のことです。
戦の場などは女人禁制だったため、その代わりを小姓が・・・ということもあったということです。
色小姓の歴史と史実
色小姓、というか、偉い武将と召し抱えられた若い少年のーーーは、お公家さんの世界とはまた違う、男性同士のアレで、古くはお坊さんの世界にあったことで、鎌倉時代には武士の間でもあったこと言われています。
現代では「枕営業」・・・みたいなものでしょうか。
当時は、色小姓も「出世の手段の一つ」であったのです。
更にスパイの手段として、色仕掛け(?)で敵方の情報をつかんで戦に勝つという方法でもつかわれました。
あとは…仲間の団結強化の役割もあったというのですが、どんな気持ちで団結が強化されるのでしょうか。
ともかく当時の色小姓は、「文化であり、武士のたしなみ」でもあったとそうです。
菅田将暉さん演じる万千代の生きた時代には、「色小姓」は文化的にアリだったので、好き嫌いはありましょうが、現代人ほど抵抗はなかったのではないんだと思います。
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色小姓を召し抱えていた武将は誰?家康は?
色小姓を召し抱えていた武将で有名な人といえば!
織田信長ですね!
森蘭丸なんて、BLにドキドキしちゃう女の子の餌食のように漫画では美化されることが多いです。
でも織田信長以外にも、色小姓を召し抱えていた武将は多く
- 織田信長の色小姓:前田利家、森蘭丸
- 武田信玄(美少年好きで、ラブレターが残っている)
- 上杉謙信(美少年好き)
- 豊臣秀吉の色小姓:石田三成(ただの噂かもしれません)
- 徳川家康の色小姓:井伊直政(万千代)
- 伊達政宗(ラブレターが残っている)
※豊臣秀吉さんに関しては、「男に興味のない変り者の武将」という話もあるので、実際はストレートな趣味だったのかもしれません。
っていうか、家康くんもかよー!?
万千代ー!
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色小姓は必要?女じゃだめなの?
色小姓は、現代人にとっては、多くの人の常識の外をいく存在で、有名な武将なら、正室に側室に、何人も嫁がいるのになぜ!?と思いますよね。
でも昔は、女性が不浄の存在だったのです。
熊野古道の中には、今でも女人禁制の場所があるというし、女性が聞いたら失礼な話ですけどね。
理由は、生理があるから。
その昔、血液や、排泄物、獣の肉などは不浄のものと考えられていて、トイレも「ご不浄」っていう呼び名がありましたよね。
まぁハッキリ言って迷信ですけどね。(←幽霊がいたら怖いので信じないタイプ)
でも迷信を信じていた昔の人は、
「戦に勝つためのゲン担ぎで女性に接触することはやめる。でも性欲はどーするのー!?」
というわけで、男性同士の性的なアレコレが文化になってしまったわけです。
武将は性欲を処理できて、若者は出世できる。 お互いに必要だから色小姓がいたのだと思います。
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