2016年7月に福岡で7億5000万円相当の金塊が盗まれた事件で、既に7人が逮捕されました。
すでに4億3000万円は換金されているといいます。
そもそも金塊の換金って、どのようにするのでしょう?そして強盗で手に入れた金塊って、どうやって換金しているのか気になります?
最近よくニュースになる金塊事件は、強盗だけじゃありません。金塊密輸ビジネスはなぜ儲かるのかわかりやすく説明します。
もくじ
金塊を換金する方法とは?
ニュースです!
7億5000万円相当の金塊が盗まれた事件で、これまでに野口和樹容疑者(42)ら7人が逮捕された。和樹容疑者と兄の直樹容疑者(43)が主犯格とみられる。和樹容疑者は金塊の換金を指示。その時の4億3000万円の大半を受け取ったという。野口兄弟は過去にも窃盗事件を繰り返している。警察は逃げている直樹容疑者を含め3人を指名手配。換金が確認されていない70キロの金塊の行方はわかっていない。
なんと70キロの金塊を、犯人たちは換金せずに持っているってことでしょうか?!
金塊にどれだけ価値があろうと、そのまま持っていたってお腹は膨れません。
では金塊を換金するには、どんな方法があるのでしょうか?
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普通の人が金塊を換金する方法
強盗して得たものではなくて、普通の人が持っている金塊を換金するには、買った店に相談するのが一倍良いと言われています。
その際、専門家に見てもらうため、鑑定書などは必要なくて、買った時の納品書や領収書なんかがあると良いです。
金塊には刻印がありますよね?この刻印に製造した会社名が書いてあるので、”TANAKA”と書いてあったら、田中貴金属工業(株)に持ち込むのが正解です。
そして、小さな怪しげな店には持ち込まない方が良い、というのが常識です。
と、これはあくまでも一般人の常識ですね。
では強盗して得た金塊を換金している人たちは、どの様に換金しているのでしょうか?!
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強盗が金塊を換金する方法
それは・・・暴力団に売る。と、
業者で加工して売る。
という方法です。
金塊は刻印もあることだし、刻印が潰されていたら怪しすぎて、すぐに事件性がある金塊だってバレちゃいますよね。
だからそのまま売るなら、暴力団とか。
そして、盗難品と知りつつ加工してくれる業者もあるというので、蛇の道は蛇です。
まるでドラマか映画の世界ですが、実際にあるんですね。
いわゆる闇ビジネス!
最近多発している金塊事件は強盗だけじゃない!
最近金塊絡みの事件を、ニュースでよく聞きますよね。
この金塊絡みのニュース、外国人が絡んでいるみたいだし、強盗だけじゃないみたいです。
ではなぜ、金塊絡みの事件が増えているんでしょう?
それは、密輸ビジネスが儲かるから。
密輸ビジネスがなぜ儲かるのか
そもそも、なぜ普通に輸出・輸入をせずに、密輸をするのでしょうか。
それは・・・
- 法律で認められていないヤバイ品物だから
- 関税を払いたくないから
という理由が考えられます。
金塊の密輸ビジネスは、後者の”関税を払いたくないから”です。
例えば、1億円の金塊を日本に持ち込むと、税関で消費税8%分の800万円払う必要があります。
その後、貴金属店で金塊を売れば、1億円+消費税8%分(800万円)で買い取ってくれるので、相場が変わっていなければ儲けはありません。
でも、税関をごまかすことができれば・・・・
海外で1億円分の貴金属を買い付けて、税関をすり抜けて貴金属店で売ると、800万円の儲けになります。
税関で支払っていない消費税を、貴金属店でもらえるってことですね!
これが金塊の密輸ビジネスの正体です。
近年、金の価格が上昇しているので、消費税も増えて、犯罪者はウハウハなんでしょうね。
消費税がもっと増えたらと思うと…恐ろしいです~