『昭和天皇物語』1巻(第6話)あらすじ&ネタバレと感想☆「手作りのハンコ」

      2017/12/12

ここでは『昭和天皇物語』第6話のあらすじ&ネタバレと超個人的な感想をまとめていきます!

第6話では、級友を羨ましいと思う迪宮に、天皇と国民とは何なのかを説く杉浦重剛さん。孤高の迪宮殿下に泣けます!

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『昭和天皇物語』1巻(第6話)「手作りのハンコ」登場人物

大正天皇・・・嘉仁(よしひと)天皇、迪宮たちの父、第123代天皇

迪宮(みちのみや)・・・大正天皇の長男、迪宮裕仁(みちのみや ひろひと)第124代昭和天皇

淳宮(あつのみや)・・・大正天皇の次男、淳宮雍仁(あつのみや やすひと)、秩父宮

光宮(てるのみや)・・・大正天皇の三男、光宮宣仁(てるのみや のぶひと)親王、高松宮

明治天皇・・・迪宮(みちのみや)の祖父・第122代天皇

足立タカ・・・皇孫の教育係

乃木希典(のぎまれすけ)・・・日露戦争で活躍した世界でも賞賛される将軍、明治天皇の崩御の後自刃

東郷平八郎(とうごうへいはちろう)・・・海軍元帥、東宮御学問所総裁

小笠原長生(おがさわらながなり)・・・東宮御学問所幹事、海軍大佐

浜尾新(はまおあらた)・・・東宮御学問所副総裁、前文部大臣

杉浦重剛(すぎうらじゅうごう)・・・明治・大正時代の国粋主義的な教育者で思想家、東宮御学問所で帝王学担当

白鳥庫吉(しらとりくらきち)・・・東宮御学問所の歴史担当、東京帝国大学教授、文学博士

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『昭和天皇物語』1巻(第6話)「手作りのハンコ」あらすじ&ネタバレ

 

帝王学の講義中の教室に、寝坊して遅刻した東郷平八郎が騒がしく入ってきた。

遅刻を詫びる東郷に、杉浦重剛は「ご参観の義務はございません。」と冷静に返す。

 

東郷の聞き損ねた内容は…「仁愛」を説く話。

仁愛とは天皇にとって何より大切である。

天皇自身が、自らを犠牲してでも国民を大切にしていることを、示すことが大切なのだと…。

 

これは東郷の考え方とは真逆だった。

「天皇ハ神聖ニシテ侵スへカラス」ではないのか!?と詰め寄る東郷に、杉浦は答えた。

「覇道」と「王道」の違いをご存知か?

 

「覇道」は武力による統治。

「王道」は仁による統治。

 

日本の天皇は、この「王道」を征かねばならない!

高徳の君主は王道の必須!!!

 

東郷は言い返すこともできなかった。

 

大正3年、夏のある日曜日。

タカは久しぶりに迪宮を訪ねた。

迪宮はおちゃめに敬礼してタカを迎えるのだった。

 

タカに近況を伝える迪宮。

 

御学問所には学友たちは、普段は寄宿舎にいるが、日曜日は皆親元に帰ってしまい静かだった。

 

迪宮は、学友たちを羨ましく思うことをタカに打ち明けた。

皆、互いを名字で呼びあうのだ。

自分には名字がない。

だから、自分のハンコを作ってみたのだ。

「竹山」

迪宮手作りのハンコには「竹山」の文字がある。

自分のお印が「若竹」だから「竹山」という名字にしたのだと迪宮は言う。

これからは学友たちに「竹山」と呼んでもらうと決めた。

絶対に呼ばす!

だって僕は皇太子なんだぞ!!

 

しかしタカは、「そんな無理を言うと、学友たちを困らせてしまう。」と迪宮をたしなめた。

 

大正3年、9月。

今日の帝王学の講義のテーマは「教育勅語(きょういくちょくご)」だ。

 

「教育勅語」とは、明治23年の発表された、明治天皇が国民に対して発した言葉で、日本の教育の根幹となった勅語のことだ。

 

わが日本国は君民一体の国。

天皇の祖先は、国民全体の祖先でもある。

もし戦争などの非常時の際には、国のために、社会のために、国民としての義務を尽くす。

軍国主義のように聞こえるが、国民が国を守ることは当然のことなのだ。

 

日本は一つの系統が続く万世一系の天皇を頂いた国。

すなわち、国家と天皇は一体ということ。

 

国民は天皇のために死ぬのではなく、天皇と国民は共に国を守り、生きていく!

 

感極まって杉浦重剛の言葉が途切れる。

 

講義の後、迪宮は手作りのハンコを眺めながら、杉浦の講義を反芻していた。

国民は国のため、天皇のために戦う。

 

僕は・・・「竹山」なんかじゃないんだね。

僕は・・・

 

朕は国家なり

 

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『昭和天皇物語』1巻(第6話)「手作りのハンコ」感想!

なんかね。

殿下、寂しいくて気の毒で、孤高のヒーローモノのようです。

 

杉浦重剛さんの言う、国民は国のために戦うことも、天皇が国民を命がけで守ることも、カッコイイじゃないですか?

感動はするんですよ。

でもね、万世一系の天皇って言うけど、冷静に考えてみたら3世紀から4世紀に即位していたと考えられている崇神天皇は、たかだか第10代なんです。

ということは、3千年前なんて、日本は余裕で天皇不在だったはずですよね?

何にでも始まりがあって終わりがあるので、やっぱり王族が治める国って危険なんだなと思いました。

 

ただ、国民が国を大切にするとか、守るのかはやっぱり当然ですよね。

単位を小さくすると分かりやすいですが、家族は家族一人一人が守らなくてどうするよ!?ってことと同じかな、と思うわけです。

とはいえ、家族は規模が小さいので、一代で終わってOKですが…国くらいの規模になると、簡単に終わられたら弱者が生きていけないんですよね。

ホリエモンさんみたいにたくましい人は、日本がなくなっても生きていけるでしょうけど、普通の人は国がなくなったらどうすればいいの!?となるはず。

そして『昭和天皇物語』は、国民の生活を背負ってた当時の天皇の大変さを垣間見れて、面白いです!

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