『昭和天皇物語』1巻(第4話)あらすじ&ネタバレと感想☆「見切り発車の開校」

      2017/12/12

なんとなくしか知らなかった昭和天皇。

ここでは『昭和天皇物語』第4話のあらすじ&ネタバレと超個人的な感想をまとめていきます!

小笠原長生(おがさわらながなり)さん、浜尾新(はまおあらた)さん、杉浦重剛(すぎうらじゅうごう)が登場します。

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『昭和天皇物語』1巻(第4話)「見切り発車の開校」登場人物

大正天皇・・・嘉仁(よしひと)天皇、迪宮たちの父、第123代天皇

迪宮(みちのみや)・・・大正天皇の長男、迪宮裕仁(みちのみや ひろひと)第124代昭和天皇

淳宮(あつのみや)・・・大正天皇の次男、淳宮雍仁(あつのみや やすひと)、秩父宮

光宮(てるのみや)・・・大正天皇の三男、光宮宣仁(てるのみや のぶひと)親王、高松宮

明治天皇・・・迪宮(みちのみや)の祖父・第122代天皇

足立タカ・・・皇孫の教育係

乃木希典(のぎまれすけ)・・・日露戦争で活躍した世界でも賞賛される将軍

東郷平八郎(とうごうへいはちろう)・・・日露戦争で元連合艦隊艦長世界からも一目置かれる海軍元帥

小笠原長生(おがさわらながなり)・・・東宮御学問所幹事、海軍大佐

浜尾新(はまおあらた)・・・東宮御学問所副総裁、前文部大臣

杉浦重剛(すぎうらじゅうごう)・・・明治・大正時代の国粋主義的な教育者で思想家

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『昭和天皇物語』1巻(第4話)「見切り発車の開校」あらすじ&ネタバレ

大正3年の春のこと。

沼津の御用邸にて、大正天皇に呼び出された東郷平八郎が到着した。

 

恐れ多くて側に寄れない東郷に、陛下は言った。

「命令だ、近う寄れ!」

 

大正天皇は、迪宮(みちのみや)を不憫に思っていた。

母親の皇后が、次男の淳宮(あつのみや)ばかり可愛がるために、迪宮が可哀想なのだ。

だから東郷に迪宮の後見人になってもらいたいと言うのだ。乃木希典のように!

だから東郷に、今回創設する東宮御学問所の総裁に就任して欲しいということなのだ。

 

東宮御学問所の副総裁・浜尾新(はまおあらた)と幹事小笠原長生(おがさわらながなり)が、帝王学の教育係を頼みに、杉浦重剛(すぎうらじゅうごう)を尋ねた。

浜尾新は杉浦重剛が大学南校(現在の東京大学)の学生だったころ、大学の幹事を務めていた間柄だ。

 

二人は杉浦重剛の自宅を尋ねたが、重剛は留守だった。

重剛は、皇太后(明治天皇の妃)の病気回復を祈って宮城に行ったという。

 

しかし皇太后の容態は回復せず、大正3年4月9日に崩御された。

 

そして同じ年の5月4日に、生徒は迪宮殿下のみの東宮御学問所は開校した!

帝王学の教育係もまだ決まらぬままの見切り発車ならぬ、見切り開校であった。

 

その後しばらくして、杉浦重剛は御所におもむき、帝王学の教育係就任となったのだった。

 

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『昭和天皇物語』1巻(第4話)「見切り発車の開校」感想!

ホッとしました。

本当にホッとしました。

だって、迪宮殿下のお父さんは、お母さんの偏愛を理解していて、息子を不憫に思ってくれていたんですから!

近くで愛情を注いでもらえなかったけど、父親に大切にされているのは息子に伝わるかな?

そして相変わらず、迪宮殿下の周りのオジイサンたちが熱い!

皆さん寿命が尽きるまで、青春全開な熱さですね!

激動の時代だからかもしれませんが、皆さんの悩みが自己中じゃないのが最高に汗臭くていい感じです!(←賞賛しているつもり。)

芥川龍之介がこの時代に生きていたのが信じられないくらい、日本国やリーダーである天皇を立派に育てることに注力した人たちだと感じました。

 

ちなみに浜尾新(はまおあらた)さんは・・・

江戸時代生まれの兵庫県豊岡市出身の政治家です。

生まれは子爵で、

  • 文部大臣
  • 東京帝国大学総長

という経歴の持ち主。

 

 

小笠原長生(おがさわら ながなり)さんは・・・

浜尾新さんと同じく江戸時代生まれの佐賀県出身の子爵。

海軍大佐。

軍人さんだけど、文才があって多数の本を執筆しました。

昭和5年には、小笠原さんが書いた本『撃滅』が映画になったのですが、映画の監督を務めたのは長男で、主演の長生役を務めたのは次男だったとか・・・

家族仲、良いんですね♡←違うかも。

 

それと小笠原さんは、東郷平八郎さんが大好きで尊敬してましたが、肝心の東郷さんはそれほど・・・「あなそれ」的な片思いだったようです。_| ̄|○

 

杉浦重剛さんは・・・

江戸時代生まれの滋賀県大津市出身の儒学者。

お父さんも儒学者で、杉浦重文さんといいます。

南校(東京大学)の学生の頃は農業を学ぼうと考えていてヨーロッパに留学して農学校に入りますが、農耕を余り学べず切り替えて化学を学びました。

帰国後は文部省や東京大学で働き、今の東大教育学部や千葉大などの元になる学校の校長を務めたり、他にもいっぱい、現在の大学づくりの基礎の段階で関わった人です!

新聞の社説を担当したり、新聞を作ったり、衆議院になったり・・・いったい何人分の人生を生きているのかと思う経歴を持つ杉浦重剛さん。

 

こうしてみると、迪宮殿下のために作られた学校は、日本の優秀なオジイサンをかき集めて作ったドエライ学校です!

たった一人の少年に、日本のトップレベルの叡智を注ぎ込んだんですね。

殿下、頑張るしかないです。

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