『昭和天皇物語』1巻(第1話)あらすじ&ネタバレと感想☆「森の皇子」教育係足立タカ

      2017/12/12

なんとなくしか知らなかった昭和天皇。

フィクションが含まれていることも理解しつつ、やっぱり興味がある能條純一さんの描く『昭和天皇物語』は武田鉄矢さんからも大絶賛されてましたね。

ここでは『昭和天皇物語』第1話のあらすじ&ネタバレと超個人的な感想をまとめていきます!

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『昭和天皇物語』1巻(第1話)「森の皇子」登場人物

嘉仁(よしひと)殿下・・・後の大正天皇

迪宮(みちのみや)・・・大正天皇の長男、迪宮裕仁(みちのみや ひろひと)第124代昭和天皇

淳宮(あつのみや)・・・大正天皇の次男、淳宮雍仁(あつのみや やすひと)、秩父宮

光宮(てるのみや)・・・大正天皇の三男、光宮宣仁(てるのみや のぶひと)親王、高松宮

ダグラス・マッカーサー・・・連合国軍最高司令官

足立タカ・・・皇孫の教育係

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『昭和天皇物語』1巻(第1話)「森の皇子」あらすじ&ネタバレ

終戦から一ヶ月余りの昭和20年9月27日、連合国軍最高司令官のダグラス・マッカーサーと日本国124代天皇・裕仁陛下は会見を行った。

通訳を交えて二人だけの会談だ。

マッカーサーにタバコを勧められたが、陛下は酒もタバコも嗜まないという。

 

そして太平洋戦争で行われた、全ての日本の軍人及び政治家の行いに対して全責任を負うと言った。

 

後に、ダグラス・マッカーサーは語った。

「天皇裕仁はあの日、❝命乞い❞のために私を尋ねたのではなかった。」

自分の命と引き換えに、全国民を救いたいと天皇裕仁は言ったのだ。

 

 

明治37年。

あれから41年前のことだった。

 

東京女子高等師範学校附属幼稚園で教諭として働いていた 足立タカに皇孫の教育係として白羽の矢が立った。

(※皇孫とは、文字通り「天皇の孫」という意味で、この場合の皇孫は明治天皇の孫のこと)

 

この時、皇孫は迪宮(みちのみや)、淳宮(あつのみや)、光宮(てるのみや)の3人

 

緊張して飛び込んだ皇室での仕事、自室に入って一息つくタカ。

ふと窓の外を見ると、東京の真ん中なのに緑が豊かで、まるで森の中のように感じた。

 

 

タカが庭に出ると、迪宮が猫を捕まえて飼っていた鳩の敵討ちをしようとしていた。

それを見つけたタカは、敵討ちはいけないことだと説いたのだった。

理由はどうあっても尊い命を奪ってはいけないということ、ましてや猫にとっては鳩を襲うことは生きることでもあり自然なこと。

ましてや「敵討ち」は報復や暗殺という思想につながる。

 

そこまで話すと、迪宮はタカに話をやめさせた。

 

また、庭では、知らない草を見つけた迪宮はタカに名前を尋ねた。

雑草だとタカが言うと、「雑草という名前の草なのか?」という迪宮。

タカはハッとして、雑草という名前の草はないこと、次回までに名前を調べてくると約束した。

 

そして、まだ生まれたばかりの迪宮の弟・光宮に会うために嘉仁(よしひと)殿下(←後の大正天皇)が訪れた。

実の父親とは言え、迪宮にとって嘉仁殿下は遠い存在でもあった。

皇室では子供は生後70日で里子に出されるため、父や母と一緒に暮らすことはない。

 

「今日はお母様は来られないのですね。」

迪宮の言葉に、タカは自分が教育係に呼ばれた理由を噛み締めた。

 

「タカ、もう鳩の敵討ちはやめた。タカの言うことがなんとなくわかってきた。」

数えで5歳になった迪宮。

まだ華やかで勢いのある時代に生まれ、幼少期を過ごした少年は、まだ自らの運命を知る由もなかった。

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『昭和天皇物語』1巻(第1話)「森の皇子」感想!

いきなりクライマックス!?の終戦直後から物語がスタートしてびっくりしました!

 

昭和天皇がマッカーサーに、「自分の命と引き換えに国民を助けてくれ」的なことを言ったのは、皇室マニアから聞いたことありますが、本当のところはどうなんでしょうね?

よくある歴史上の殿や王様だったら、ここで服毒がありがちな線かな?

 

でも実際に、昭和天皇は戦後も生き続けて、人生の最後まで天皇の仕事を果たしました。

自刃は選択肢になかったのか、それとも教育係のタカの教えが生きていたのか?

でも戦争しちゃってるし

いやいや、戦争を始めた頃の天皇はお飾りだったのかもしれないし・・・。

 

戦国時代の武将より資料はたくさんあるはずなのに、まだまだ明らかになっていないことが多そうな昭和天皇のこと、改めて知っておきたいと思いました!

漫画なので、多少美化されたりフィクションも入ってるので、確認してみました。

1901年(明治34年)4月29日に生まれた迪宮は、生後70日で里子に出されたのは本当で、西郷隆盛の母方の親戚・川村純義(海軍中将伯爵)邸に預けられたそうです。

教育係の足立タカも実在の人物です。

明治16年生まれの足立タカ情報はこちら!

東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)を卒業後、明治38年から大正4年まで、裕仁親王(昭和天皇)4歳から14歳までの10年間、侍女として仕えた。実母は親王を育てないしきたりにより、タカの他に渥美千代・曽根ナツ・小山登美・菅千代ら5人の侍女が養育係を務めた。

養育係をしていた10年間、タカは独身でした。

そして昭和天皇が中学生になる時に退職。

退職後2ヶ月後に鈴木貫太郎氏と結婚しました。32歳の時です!

今と一緒でキャリア・ウーマンは晩婚になっちゃうんですねー。

 

タカさん、相当しっかり者というか、気丈な女性です。

夫の鈴木貫太郎氏は、まさに終戦の年の4月7日から8月17日まで続いた内閣の総理大臣を務めた人です。

タカの夫・貫太郎氏は、終戦から3年後の4月17日になくなったのですが、この時万80歳。

なんと江戸時代生まれの総理大臣だったのです!

 

昭和天皇は大人になって貫太郎氏と出会い、

「タカは、どうしておる」「タカのことは、母のように思っている」

 

と言ってたそうです。

タカ、素敵なキャリア・ウーマン!

 

一方、幼少期の昭和天皇は、超賢く孤独な少年に描かれています。

タカがどんなに愛情を注いでも、未来の天皇陛下は孤独。

もう想像しただけで可哀想になってしまいます!

早く次を読むとします♪

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