「円周率の謎を追う」江戸の天才数学者関孝和の挑戦のあらすじ&読書感想文のヒント・書き方のポイントを紹介

      2017/07/17

2017年の中学校の課題図書、『円周率の謎を追う 江戸の天才数学者関孝和の挑戦』のあらすじと読書感想文を書く時のヒントを紹介します。

この『円周率の謎を追う 江戸の天才数学者関孝和の挑戦』は、それまで「当たり前」とされていたことに疑問を持ちとことん追究する大切さを感じさせてくれる良作です。

読書感想文を書く時のポイントやコツもお伝えしますよ!

 

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「円周率の謎を追う 江戸の天才数学者関孝和の挑戦」の作者と登場人物

 

著者・・・・・・鳴海 風

画・・・・・・・伊野 孝行

出版社・・・・・くもん出版

 

主な登場人物   

関(内山)孝和 (せき たかかず)

儒学と剣術はあまり得意ではないけれど、数学がとても好きで、円周率を求めただけではなく、西洋の数学者より先に様々な数式を発見した。

 

香奈(柴村香奈) (しばむら かな)

柴村塾の塾長の娘。数学がよくでき、孝和と切磋琢磨する関係。

 

柴村盛之   (しばむら もりゆき)

柴村塾の塾長もしている侍。孝和の数学に対する才能を認めている。孝和の兄と仕事上でもつながりがある。

 

沢口一之  (さわぐち かずゆき)

大坂に住む侍で数学者。孝和にとってはライバル。

 

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「円周率の謎を追う 江戸の天才数学者関孝和の挑戦」の主なあらすじ

 

舞台は江戸時代。五代将軍綱吉の時代です。

数学が好きで柴村塾に通う孝和は才能が豊かで、与えられた教科書では満足できなくなっていきます。

さらなる難問を求めて、数学の問題が書かれている算額を見学するために香奈目黒の神社を訪れた時、沢口一之という大坂の数学者に出会います。

その目黒の神社に納められていた算額には、円に関する問題が書かれており、一之とのやりとりによって、孝和はそれまで使われていた円周率の数字(3.16)に疑問を持つようになります。

孝和はその後、数学修行のために関西に遊学し、江戸にもどって旗本として勘定方の仕事に就きます。

武士としての仕事もやりながら、数学の道も深めていき、円周率を求めるための画期的な計算方法を見つけ出した、というお話です。

 

 

感想を書くコツやポイント

この本で伝えたいポイントは…

御用第一(仕事が一番大切)だけれども、追究したいこと(数学の謎)は寝ている時も起きている時も考えることによって、答えに近づけるということです。

偉大な発明や発見をした人が「その発見は電車に乗っている時に見つけた」などとコメントすることがありますが、それは本当にずっとその事を考えているからなのですよ。電車に乗っていたのはたまたまです。

もう一つはその時代で「当たり前」とされていることにも疑問を持って、科学的に追究することが、新たな発見を生むということです。

今を生きる私たちはとても便利な生活を送っていますが、今のこの便利さがあるのは、今まで生きてきた人たちの「ここはおかしい」「こうしたらもっとよくなるんじゃないか」という工夫や努力のおかげなのです。

天動説から地動説に常識が変わったことなどは、そのもっとも有名な例ですね。

常識を疑うこと、それが科学の基礎なのです。

是非、科学者になるつもりで感想文を書いてみましょう。

 

 

感想の書き方の例

 

感想文を書く時、例えばこんな順番で書いてみよう。

①内山孝和(関孝和)のすごいところを書く。
それまで使われていた円周率の数字に疑問を持ち、とことん考え、何年もかけた末に円周率を求める方法を見つけたこと。

②世の中のすごい発見や発明をした人の例と、その共通点を書く。
天動説から地動説を唱えたガリレオやコペルニクスなどの天文学者。
夢の世界を描くために、夢を見ている時に目が覚めるようにスプーンをくわえて椅子に座って寝ていたダリという芸術家。等々、自分でも調べてみると良いですよ。変わり者に見える科学者は、たくさんいます。

③今、常識とされているものが昔の人々の知恵から成り立っていることと、自分がその中で幸せに生きていることを書く。

④自分はそんな世の中に、どのように参加していこうと思っているのかを書く。

 

いかがでしたか?

今学校で習う数学って、ヨーロッパから学んだことのように感じてる人が多いと思いますが、元々日本人が確立していた数学も高度なものだったんですね。

答えを導き出すまで、電柱にぶつかるレベルで考え続ける将棋の棋士と似てると思ってしまいました。

そんなに夢中になれるものがあるって、羨ましい!

 

 

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